英語の勉強をしていると、「day’s」と「days」って見た目がそっくりで、どっちを使ったらいいのか悩んじゃうことってありませんか?たとえば英語の文章を書いているとき、「あれ?これは’sをつけるべき?それとも複数形にするの?」と迷ってしまう方も多いと思います。
たしかに、この2つの単語は形がよく似ていますが、意味や使い方には大きな違いがあるんです。しかも、どちらも日常会話や英語のメッセージ、メール、SNSなど、さまざまな場面でよく出てくる単語なので、しっかり使い分けをマスターしておくととても便利ですよ♪
このページでは、「day’s」と「days」のそれぞれの意味、文法上の違い、使い分け方などを、初心者の方でもわかりやすいようにやさしい言葉で丁寧に解説していきます。
また、実際の英語例文もたくさんご紹介しますので、読みながら自然と覚えられる内容になっています。
「英語にちょっと苦手意識がある…」「中学校以来、文法ってあまり覚えていないかも…」という方でも大丈夫!
このページを読み終わるころには、「day’s」と「days」の違いを自信をもって説明できるようになりますよ。
それでは、いっしょに楽しく学んでいきましょう♪
まずは基本!「day’s」と「days」の違いとは?
英語の文法でつまずきやすいポイントのひとつに、「所有格(’s)」と「複数形(s)」の違いがありますよね。「day’s」と「days」も、その典型的な例のひとつです。
- day’s は、「day(1日)」に ‘s(所有のしるし) をつけた形です。この形は、「1日の〜」というように、その日が何かを所有していることを表します。たとえば「1日分の仕事」や「1日の疲れ」など、「その日」という単位に属するものを表すときに使われます。
- 一方で、days は「day」の 複数形。つまり、「2日以上の複数の日」を意味します。日数を数えるときや、「何日も」「数日間」といった表現に使われます。
この2つの違いは、形こそ似ていても、使われ方は大きく異なるので注意が必要です。
▶ 具体的な例を見てみましょう:
- a day’s work(1日分の仕事)→ これは「1日という時間が所有している“仕事量”」という意味になります。
- three days ago(3日前)→ 「3日前=3つの“日”が過ぎた」という、シンプルに数を表しています。
「day’s」は“何かのための1日”、「days」は“何日かのまとまり”とイメージすると、使い分けしやすくなりますよ♪
文法的にはどう違うの?
英語を学ぶうえで、文法的な理解はとても大切です。「day’s」と「days」は形が似ていても、文法的な役割がまったく違います。
形 | 意味 | 用法のポイント |
---|---|---|
day’s | 所有格(〜の) | 単数形の名詞+’sで「〜の」という意味を表し、その名詞が何かを所有していることを示します。例:「a day’s work(1日分の仕事)」では、「1日が持っている仕事」というニュアンスになります。 |
days | 複数形 | 数えられる「日」が2つ以上あるときに使います。数詞と組み合わせて「〜日間」「〜日後」などの表現に用いられます。例:「three days off(3日間の休み)」など。 |
このように、文法的な違いを理解すると、自然に正しい形が選べるようになります。
▶ 所有格(day’s)の例:
- today’s weather = 今日の天気 → 「今日の」が所有格です。
- a day’s rest = 1日の休み → 「1日に属する休み」という意味になります。
- the day’s schedule = その日のスケジュール → 特定の1日に関する予定表を指します。
- yesterday’s news = 昨日のニュース → 昨日に関連する情報です。
▶ 複数形(days)の例:
- five days off = 5日間の休み → 5つの「日」を数えています。
- in seven days = 7日後に → 今から7日たった未来を指しています。
- ten days old = 生後10日 → 赤ちゃんや物の年齢を表す表現です。
- within a few days = 数日以内に → あいまいな複数の日を指しています。
複数形と所有格は、それぞれ使う場面が異なりますが、こうした例文を参考にすれば、ぐっと理解しやすくなりますよ♪
例文で理解!使い方の違いを比べてみよう
実際に例文を見てみると、「day’s」と「days」の違いがぐっとわかりやすくなります。ここでは、所有格としての「day’s」と、複数形の「days」それぞれを使った例文をさらに詳しくご紹介します。
day’s(所有格)の例
- I need a day’s rest.(1日休みが必要です)
→ 「1日が持っている休み」という意味で、休みの量や時間の単位として使われています。 - It was a day’s work.(1日分の仕事でした)
→ 「その日全体を使って取り組んだ仕事」というニュアンスです。 - She packed a day’s worth of food.(1日分の食料を詰めました)
→ 「1日分の〜」という表現は所有格でよく使われます。 - We need a day’s notice.(1日前の通知が必要です)
→ 「通知は1日前までに」という意味で、「1日が持つ余裕」を表現しています。
days(複数形)の例
- I stayed home for three days.(3日間家にいました)
→ 「3つの“日”」を数えている典型的な複数形の使い方です。 - Those were the best days of my life.(あれは人生で一番の時期でした)
→ 複数の素晴らしい「日々」を思い出として語るときにぴったりの表現です。 - She was away for several days.(彼女は数日間いませんでした)
→ 数をはっきり言わない場合も複数形を使います。 - In a few days, everything will change.(数日で全てが変わるでしょう)
→ 「数日後に」という未来の予測にも使われます。
このように、「day’s」は「1日が〜を持っている」「1日に属する」という文脈で使われ、「days」は単純に「日が複数ある」という意味になります。どちらも頻出なので、例文を繰り返し見て、使い方に慣れていきましょう♪
発音にも違いがある?注意ポイントを紹介
実は、「day’s」と「days」は発音においてもとてもよく似ているんです。どちらも多くの場合「デイズ」と発音されるため、音声だけでは違いを聞き分けるのが難しいことが多いです。特に、英会話の初心者さんや、英語のリスニングにまだ自信がない方にとっては、この点が混乱のもとになるかもしれません。
では、どうすれば聞き分けられるのでしょうか?
ポイントは、「文脈」と「文の構造」にあります。
例えば:
- That was a day’s work.(あれは1日分の仕事だった)
- I’ll be off for two days.(私は2日間お休みします)
この2つの文章を聞いたとき、「a」や「two」といった前後の言葉に注目すれば、意味を推測できます。
さらに、ネイティブスピーカーはこの違いを「発音の違い」ではなく、「文法的な自然さ」で無意識に判断しています。彼らは「’sがついていれば所有格」「sだけなら複数形」という知識が身に染みついているため、たとえ発音が同じでも混乱することは少ないのです。
私たちも、まずはそれぞれの意味と文法上の違いをしっかり理解しておくことで、音だけではなく意味と文の流れから判断できる力が身についていきますよ。
英語は、発音よりも「前後の文脈」が助けてくれる言語です。
焦らず、ゆっくり、楽しみながら慣れていきましょう♪
文化的な表現の違いにも注目!
英語には、「〜の日」という意味で使われる表現がたくさんあります。たとえば、お祝いごとや記念日、行事などの名前によく見られますよね。そんなときに頻繁に登場するのが 「day’s」 の形なんです。
これは、「誰かのための日」という意味合いを持っていて、所有格(〜の)としての「’s」が使われています。
▶ よく使われる例:
- Mother’s Day(母の日)
- Valentine’s Day(バレンタインデー)
これらは、それぞれ「お母さんのための日」「バレンタイン(恋人など)を祝う日」という意味が込められていて、dayに「母」や「バレンタインの」の所有関係があるということになります。
また、こうした表現は英語圏の文化や習慣とも深く結びついていて、「何を祝うか」「誰を大切にするか」という価値観も反映されています。
たとえば:
- New Year’s Day(元日) → 「新年の最初の日」
- President’s Day(大統領の日) → アメリカの大統領たちをたたえる日
- Teacher’s Day(教師の日) → 教師へ感謝を伝える日
これらもすべて、“誰かのための特別な日”として「day’s」が使われています。
つまり、「day’s」はただの文法的なルールだけでなく、文化や想いが込められた言葉でもあるんですね。
英語の記念日表現を見かけたとき、「誰のための、どんな日なのか」を考えてみると、英語の奥深さをもっと楽しめるかもしれません♪
記念日やイベントでの「day’s」の使い方
「記念日=誰かのための日」と考えると、「’s」がついている理由も納得できますよね。
この「day’s」は、“その日が誰のものか”“誰を祝うのか”という気持ちが込められた表現なんです。
▶ よく見る表現とその意味:
- Father’s Day(父の日):お父さんに感謝を伝える日
- Children’s Day(こどもの日):子どもの健やかな成長を願う日
- April Fool’s Day(エイプリルフール):いたずらやジョークを楽しむ日
これらはすべて、「〜の人のための日」「〜にちなんだ日」という意味で「’s」がつけられています。
たとえば、“Father’s Day”は「お父さんの(ための)日」、つまり“父が主役の日”という考え方なんです。
また、この使い方は英語圏の文化とも深く関係しています。
日本語では「父の日」「子どもの日」と訳されるため、あまり意識しないかもしれませんが、英語では所有格(’s)を使うことで、「その日が誰に向けられているのか」がはっきり伝わるようになっています。
その他にも、
- St. Valentine’s Day(聖バレンタインの日)
- New Year’s Day(元日)
- President’s Day(大統領の日)
など、多くの記念日でこの「day’s」構造が使われているんですよ。
このように、「day’s」がつく表現には、“その日に込められた想い”や“誰を大切にする日か”という意味がこもっているんですね。
英語の記念日表現を見るときは、その背景にある文化や気持ちも一緒に感じ取ってみると、より深く理解できますよ♪
日常会話やビジネス英語での使い分け
「day’s」と「days」は、日常のちょっとした会話から、ビジネスシーンでのやり取りまで、英語のさまざまな場面で使われます。それぞれの使い方を具体的なフレーズで見ていくと、よりイメージしやすくなりますよ♪
日常会話でよく使う表現:
- I had a busy day’s schedule.(1日のスケジュールが忙しかった)
→ 「その日全体の予定が詰まっていた」という意味で、「day」がスケジュールを“所有”している状態を表します。 - I’ll be off for two days.(2日間お休みです)
→ 「2つの“日”」を表す複数形。週末や連休などの話題でもよく使われます。 - We spent the whole day’s time on cleaning.(その日は掃除に丸一日かかりました)
→ 「その日の時間すべてを使った」というニュアンスで、「day’s time」のように表現されることも。 - I’ve been working for several days without a break.(何日間も休まず働いています)
→ 「days」を使うことで、「長い期間が続いている」印象を与えます。
ビジネス英語でも:
- We’ll need a day’s preparation.(準備に1日必要です)
→ プロジェクトや会議の準備などで、「1日分の準備時間が必要」というときに便利な表現です。 - The event lasts for five days.(イベントは5日間続きます)
→ 日数を伝えるときは複数形。ビジネスの予定や進行期間を説明するときによく使います。 - We finalized the report in a day’s time.(1日で報告書を仕上げました)
→ 短期間での成果を表すときに「day’s」を使うと、効率のよさを強調できます。 - The team will be off for a few days after the launch.(リリース後は数日間チーム全体がお休みになります)
→ 社内のお知らせやメールにもよく登場する自然な表現です。
日常でも仕事でも、時間やスケジュールに関する話題は頻出です。
「day’s」は“その日を単位とした中身・価値・所有”を、「days」は“数えられる日数・連続性”を表すと覚えると、ぐっと使いやすくなりますよ♪
赤ちゃんに関するフレーズも要チェック
育児英語や、赤ちゃんの成長を表す表現でも「day’s」と「days」はよく登場します。
特に、新生児期の赤ちゃんは「生後◯日」といった細かい日数で成長を記録することが多いため、
英語でもこの2つの表現が使い分けられています。
▶ 例文:
- My baby is 10 days old.(うちの赤ちゃんは生後10日です)
→ 「days」は赤ちゃんの“生後何日”という日数を表すために使われています。この表現は母子手帳の英語版や病院の記録などでもよく見かけます。 - The baby needs a day’s feeding schedule.(赤ちゃんには1日の授乳スケジュールが必要です)
→ 「day’s」は“1日のスケジュール”という所有格。「その日に必要な内容(この場合は授乳)」をまとめたものを意味しています。
さらに、育児では次のような表現もあります:
- A newborn baby sleeps up to 18 hours a day.(新生児は1日に最大18時間眠ります)
- The baby gained 200 grams in just two days.(赤ちゃんはたった2日で200グラム増えました)
- Let’s keep a day’s log of diaper changes.(おむつ替えの記録を1日分つけておきましょう)
このように、赤ちゃんや育児に関する場面では、「1日というまとまり」を表したいときは「day’s」、「何日間続いたか」を数えたいときには「days」が使われます。
ママさんやパパさんが英語で育児記録をつけたいときにも、ぜひ覚えておきたい便利な使い分けですよ♪
よくある間違いと正しい使い方のコツ
英語を学んでいると、「day’s」と「days」の使い分けでつまずいてしまうことがよくあります。特に、文章を書くときに「これは’sをつけるべき?それともsだけ?」と悩むのは誰でも経験すること。ここでは、よくある間違いの例とその正しい使い方を、やさしく解説します。
間違えやすい例:
- × I stayed for a day’s → ◯ I stayed for a day(1日滞在した)
→ 所有格の“’s”が不要な文です。「1日」という日数だけを表したいので、単数形の「day」をそのまま使います。 - × It took me two day’s to finish it → ◯ two days(2日かかった)
→ 「2日」という具体的な数がある場合は、必ず複数形「days」を使います。所有格の“’s”をつけると文法的に誤りになります。
他にもよくある例:
- × We had three day’s off. → ◯ We had three days off.(3日間の休みがあった)
- × She left after one days. → ◯ She left after one day.(1日後に彼女は出発した)
- × This is a two day’s event. → ◯ This is a two-day event.(これは2日間のイベントです)
▶ ポイントまとめ:
- 「数」や「何日間」と表すとき → 複数形(days)を使いましょう。
- 「〜の1日分の〜」「1日の〜」という所有を示すとき → 所有格(day’s)を使います。
どちらを使うべきか迷ったときは、「数があるかどうか」「“〜の”という意味があるかどうか」を判断基準にするとスムーズです。
慣れるまでは例文にたくさん触れて、自分で声に出して使ってみるのもおすすめですよ♪
まとめ|「day’s」と「days」、今日から迷わない!
ここまで読んでくださってありがとうございます!
「day’s」と「days」は一見よく似た言葉ですが、意味も使い方もまったく違うことがわかりましたね。
- day’s: 「1日の〜」「〜の日」など、所有を表すときに使います。具体的には、「a day’s work(1日分の仕事)」「Mother’s Day(母の日)」のように、日が何かを“所有”しているイメージです。
- days: 「複数の日」「〜日間」など、数えられる日を表すときに使います。「three days ago(3日前)」「five days off(5日間の休み)」のように、2日以上の“日数”を示すときに使います。
ポイントは、「何日間」という“数”に注目するときはdays、「〜の」という“所有”のニュアンスがあるときはday’sを選ぶということでしたね。
日常会話でも、ビジネスのやりとりでも、旅行中でも、この2つは本当に頻繁に出てくる表現です。
特に、スケジュールを伝える場面や、記念日・行事に関する英語を使うときには欠かせません。
英語に慣れていないうちは迷うかもしれませんが、この記事の例文を繰り返し読んだり、実際に声に出して練習してみたりすることで、自然と身についていきますよ♪
英語学習は、焦らずコツコツがいちばん!楽しく・やさしく学ぶ習慣を続けていけば、少しずつ「わかる」「使える」が増えていくはずです。
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